ととのう前に、整える。攻めのサウナから“守り”のサウナへ

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ととのうなんて言葉、なかった。あの頃は“攻め”一択だった

限界ギリギリまでサウナと水風呂を往復してた頃

だちょう

ととのう?そげん言葉、昔はなか!
気合いと根性で乗り切るだけやったばい!

20代の頃は、サウナにととのうなんて言葉はなく、サウナといえば熱さに耐えて、水風呂で冷たさに耐える。
とにかく「耐えることがサウナの正解だと思っていました。

たまに内風呂をはさんで温冷交代浴と称していましたが、 今思えばどちらも我慢比べのような入り方でした。

水風呂に飛び込む、頭からバシャッ…今ではNGマナー

当時は、水風呂の水を頭からかぶって汗を流し、そのまま水風呂に飛び込んで、頭まで潜ったりもしていました。

今になって思えば、体にも負担がかかりますし、 周囲の人にとっても決して良いマナーとは言えなかったと反省しています。

今では、シャワーで汗をしっかり流してから、静かに水風呂に入るようにしています。
そうした丁寧な整え方が、サウナの質そのものを高めてくれます。

だちょう

昔は勢いだけで“ととのった気”になっとったとよ。

あらびき

我慢の先にあったのは“限界”だけだったかもな…。

守りのサウナが必要になった理由

ヒートショックのリスクを知って、入り方を見直した

ニュースなどでヒートショックの話題は以前から見かけていましたが、40代になってからは自然と気をつけようという意識が強くなりました。
それまで特に体調不良を感じたことはなかったものの、万が一”の可能性を考えると、もう少し慎重にサウナと付き合いたいと思うようになったんです。

実際、サウナはうまく入れば最高に気持ち良い反面、入り方を間違えると体への負担が大きいのも事実です。
若い頃と同じテンションではいられないからこそ、「守りの入り方」を意識するようになりました。


「ととのう」ためには、まず“整える”

気持ちよく「ととのう」ためには、急な刺激よりも“整える準備が大切だと感じています。

たとえば、

  • 熱さにゆっくり慣れていく
  • 冷たさに無理なく慣らす
  • 深呼吸で呼吸を落ち着ける

この3つを丁寧に意識するだけで、体の反応がまるで違ってくるんですよね。
何より、焦らず自分のペースで入ることで、深くリラックスできる“ととのいにつながっている気がします。

だちょう

体ば雑に扱ったら、整う前に倒れてまうとよ!

40代からの“守りのサウナ”術

①まずは湯船で“下茹で”してからサウナへ

いきなりサウナに入ると、どうしても心拍数が急に上がってしまいます。
それを避けるために、最近はまず湯船で体をじっくり温めてからサウナに入るようにしています。

言うなれば、サウナ前の“下茹でです。
ぬるめのお湯にゆっくり浸かっておくことで、体温と気持ちが自然にサウナモードへ切り替わっていく感覚があります。

だちょう

いきなり高温のとこ突っ込むより、湯であっためて“蒸される準備”せんとね〜。

②水風呂は“太もも”まで → 手ですくって温度にならす

水風呂に入るときも、昔みたいに勢いよく浸かることはなくなりました。
最初は太ももくらいまでで止めて、手で水をすくいながら首筋や腕にかけて、体を慣らしています。

2回目以降ならまだ入りやすくなっているので、最初の一歩だけ慎重に。
これだけで、冷たさに対する抵抗感もずいぶん違ってくるんですよね。

だちょう

水風呂は“根性”じゃなか。やさしく慣らして仲良くなるんがコツとよ!

③汗は“ぬるま湯シャワー”で流す

以前は、水風呂の水をそのまま頭からかぶって済ませていましたが、今はシャワーゾーンに戻って、ぬるま湯で丁寧に汗を流すようにしています。

マナーとしてももちろんですが、急激な冷却を避けるという意味でもすごく大事な習慣です。
自分の体をいたわる、ちょっとした“やさしさ”みたいな感覚があります。

④水分補給は“前・中・後”でチビチビ

水分補給も、今では「前後どちらか」ではなく、前・中・後”でこまめに飲むようにしています。
喉が渇いたタイミングではすでに遅い、という話を聞いてから意識が変わりました。

お茶やポカリ、塩分入りタブレットなども活用して、脱水やふらつきを防ぐようにしています。
地味な対策こそ、快適な“ととのい”への土台になると感じています。

だちょう

水分は“命の下地”ばい!
足りんまま整おうなんて、甘かとよ!

守りのサウナは、じつは一番ととのえる

“攻め”じゃ届かない、深いリラックス

サウナと水風呂をギリギリまで我慢して往復していた頃、たしかに「やりきった感」はあったけれど、リラックスできていたかと聞かれると、正直あまり自信がありません。

今は、体にムリをさせずに、じっくり時間をかけて温度にも呼吸にも慣れていく。
すると自然と、深く“ととのう”感覚に入れるようになってきました。

「無理をしない」というのは、なんとなく“手を抜く”ように聞こえるかもしれません。
でも実際はその逆で、丁寧に整えることが、一番ととのう近道なんじゃないかと思っています。

だちょう

昔は気合いでキマったつもりやったけど、今は静かに、とことん整うとよ…。

この先も、サウナと付き合っていくために

若い頃のような勢いでサウナに通うことは、もう少なくなりました。
でも今は、体の声を聞きながら、長く心地よく付き合っていくスタイルに変わってきたように思います。

その変化は、「我慢しない」「頑張らない」という選択ではなくて、“守ること”で、より深く楽しむ方法を知ったということなんですよね。

サウナは一過性のブームじゃなくて、ずっと寄り添っていける趣味になるかもしれません。
だからこそ今、無理なく整えるためのルールを、自分なりに持っておくことが大切だと感じています。

だちょう

昔は“キマる”ことばっか考えとったけど、今は“整える準備”の方が大事っちゃね。

あらびき

たぶん…“無理せんでもととのう”って気づけた瞬間が、いちばん整ってたのかもね。

だちょう

サウナは攻めんでもよか。
続けていくとが、大人のサウナ道っちゃけん!

理屈も経験も語り尽くした今。
次回はちょっと肩の力を抜いて──サウナ妄想、解禁。
「こんなサウナあったら最高すぎる!」
そんな夢を語るだけの記事ですが、読んだらきっと共感の汗、かきますよ。

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