「ブログはもうオワコン」──そんな言葉は、実はずっと前から言われ続けてきたようです。
ただ、私自身がブログを始めたことで、あらためてその声が目につくようになりました。
たしかに、XやYouTube、ChatGPTなど、新しい情報の入り口が増えたことで、検索の習慣そのものが変わってきたのは間違いありません。
けれど、本当にブログはもう終わってしまったのでしょうか?
私はまだ結果を出せているわけではありません。
だからこそ、“いま試している最中”の視点で、いまのブログをめぐる環境や可能性について、正直に整理してみたいと思いました。
オワコンと言われる時代に、それでも書く意味があるとしたら──どこに希望を持てるのか。
そんなことを、ひとつずつ考えてみます。
本当にオワコン?検索する側の変化

検索されへんもん書いても、そら読まれへんやろな。
たとえば「〇〇とは?」みたいな調べ物。
以前ならGoogle検索が当たり前でしたが、今はChatGPTに聞いて済ませる人も多いと思います。
私自身もそうです。
ChatGPTが得意な“検索の代替領域”
- 定義・基礎知識(「〇〇とは?」)
- 使い方・手順の確認(Excel関数など)
- 比較やおすすめリスト(〇〇ランキング10選)
それでも“人が検索する理由”がある
- ニュースなど速報性のある情報(ChatGPTでは追いつかない)
- 実体験に基づくレビュー(写真・主観・比較など)
- 商品やサービスの公式ページ(仕様・価格・購入判断)
このあたりは、まだ「検索したい」と思える領域です。
ただ逆に言えば、それ以外の調べ物はすでにAIに置き換わっているということかもしれません。
つまり、検索される領域が狭まっている=検索に依存したブログの難易度も上がっているのは確かです。
だからこそ必要なブログもある



買うか迷ったときって、結局“誰かの体験”を探してる気がする



せや。“誰が言うてるか”で伝わり方は変わるんや
じゃあ、全部AIで済むのか?というと、そうでもないと思っています。
H3:“人が書く意味”が残るコンテンツとは?
- 実際に買って使ってみた体験談
- 比較して感じた違い・失敗談
- 自分の選び方・判断基準
こういう内容って、単なる「正解」じゃなくて、「その人がどう考えたか」が見えてくるんですよね。
同じレビューでも、“誰の視点なのか”があるかないかで、読んでいて感じるものが全然違います。
ChatGPTに「おすすめのミラーレスカメラ教えて」と聞くことはあっても、「同じように迷ってた人が、どうやって選んだのか」が知りたいときには、今でもブログを探します。
だからこそ、視点がある/感情がある/タイミングがリアルなブログは、まだ検索される価値があると思います。
YMYLが厳しい時代にどう攻めるか?



信用ってな、“持ってる人”より“持ってへん人が語るとき”にむずかしさ出るんや。
お金や健康といったジャンルは、YMYL(Your Money or Your Life)としてGoogleが特に厳しく管理している領域です。
検索上位は医療機関や金融機関、大手メディアで埋まっていて、個人ブログが食い込むのは相当むずかしい。
でも、それでも“語る価値がない”わけではないと思っています。
専門家ではないからこそ、見える景色や言葉があると思うからです。
たとえば──
- 「FIREはできないけど、ちょっとだけ憧れてる自分」の視点
- 実際に投資してみた失敗や迷いの体験記
- “中にいる人”ではなく“外にいる人”としてのリアルな距離感
YMYLジャンルの中に正面から飛び込むのではなく、その周辺を歩きながら、寄り添うように語る。
それなら、自分なりの立場でも書けることはまだたくさんあるはずです。
どこを目指すかを見失わずに、「自分が語れる場所」を少しずつ見つけていく──
そんな書き方なら、YMYLでもまだ希望はあると思っています。
それでもブログは続ける価値があるか?



オワコンって言葉な、辞めた人間がよう使うねん。
たしかに、アドセンスもアフィリエイトも簡単じゃないし、SNSで話題を作るほうがよほど早く結果が出るのかもしれません。
私自身も、今のところは何の収益も出ていません。
でも、それでも「書く意味」はあると感じています。
記事を書きながら、自分の考えを言語化したり、過去の自分が感じていたことを振り返ったり。
誰かに届けるつもりで書いた言葉が、未来の自分に返ってくることもあります。
「検索に残る」というのは、つまり「誰かの役に立つかもしれない」という可能性。
それは同時に、自分の積み重ねが見えるということでもあります。
続けた人だけが見えるものがある



本当に、続けるだけでいいのかな?



“とりあえず”でもええ。
続けとったら、ある日おもろなる



……じゃあ、もうちょっと書いてみるよ。
だから私はもう少し、続けてみようと思います。
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